麻羅観音堂

山口県長門市の歴史的遺跡

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麻羅観音

麻羅観音(まらかんのん)は、山口県長門市俵山に位置する観音堂です。この観音堂は、1551年の大寧寺の変で自害した大内義隆公の末子・歓寿丸の霊を慰めるために建立されました。歓寿丸は女装して俵山に潜伏していましたが、翌年に捕らえられ、男児である証拠として男根を切り取られたと伝えられています。この悲劇を哀れんだ里人が観音堂を建て、彼の霊を慰めたとされています。 (nanavi.jp)

麻羅観音は、子孫繁栄、精力増強、良縁、恋愛成就、夫婦円満などのご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。観音堂の周囲には大小さまざまな男根像が奉納されており、願い事を唱えながらその頭を撫でると、よりご利益が増すといわれています。 (nanavi.jp)

アクセス方法:

  • 電車とバス: JR美祢線「長門湯本駅」からバスで約20分、「俵山病院前」下車後、徒歩約15分。

  • タクシー: JR美祢線「長門湯本駅」からタクシーで約20分。

  • 車: 中国自動車道「美祢IC」から約60分。

駐車場は15台分あり、大型車も駐車可能です。 (nanavi.jp)

毎年5月には「麻羅観音祭」が開催され、バザーや餅まきなどのイベントが行われます。 (cultural-experience.blogspot.com)

麻羅観音は、俵山温泉街から徒歩約15分の距離にあり、温泉と併せて訪れることができます。温泉街には立ち寄り湯や宿泊施設も充実しており、観光と癒しの両方を楽しめます。 (cluricaune-world.net)

なお、麻羅観音は無住のため、御朱印の授与は行われていません。