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飛行神社
飛行神社(ひこうじんじゃ)は、京都府八幡市に位置する神社で、航空安全と航空事業の発展を祈願するために創建されました。創建者は、日本で初めて動力付き模型飛行実験に成功した二宮忠八(にのみや ちゅうはち)で、大正4年(1915年)に自身の自宅敷地内にこの神社を建立しました。 (city.yawata.kyoto.jp)
二宮忠八は、明治24年(1891年)にゴム動力による「カラス型飛行器」の飛行実験に成功し、その後も「玉虫型飛行器」を設計するなど、日本の航空機開発の先駆者として知られています。しかし、ライト兄弟が1903年に有人動力飛行に成功したことを知り、飛行機開発からは退きました。その後、航空事故の犠牲者を慰霊し、航空安全を祈願するために飛行神社を創建しました。 (city.yawata.kyoto.jp)
現在の拝殿は平成元年(1989年)に古代西洋風に再建され、円柱やステンドグラスの装飾が特徴的です。境内には資料館が併設されており、二宮忠八が撮影した写真や「玉虫型飛行器」の模型、航空関連の資料や模型などが展示されています。 (city.yawata.kyoto.jp)
基本情報:
- 所在地: 京都府八幡市八幡土井44
- 開門時間: 午前9時から午後4時半
- 資料館開館時間: 午前9時から午後4時(最終入館は午後3時45分)
- 資料館入館料: 大人300円(団体20名以上は250円)、学生(小・中・高生)200円(団体20名以上は150円)
- アクセス: 京阪本線「石清水八幡宮」駅から南東へ徒歩約5分
- お問い合わせ: 075-982-2329
飛行神社は、航空安全を祈願する場として、また日本の航空史を学ぶ場として、多くの参拝者や航空愛好家に親しまれています。