秋田犬の里

秋田犬をテーマにした観光交流施設

こちらは秋田犬の夏花(なつ)ちゃんです。   ばびこ

About

大館市の中心部、JR大館駅を出てすぐの場所に、秋田犬の魅力を余すことなく伝える観光交流施設「秋田犬の里」が佇んでいます。この建物は、忠犬ハチ公が主人を待ち続けた大正時代の渋谷駅をモデルに設計されており、歴史と情緒が漂います。

館内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは「秋田犬ミュージアム」です。ここでは、秋田犬の起源や特徴、そして世界中で愛される理由などが、写真やパネルを通じて詳しく紹介されています。特に、ロシアのフィギュアスケート選手、アリーナ・ザギトワ選手に贈られた秋田犬「マサル」をモデルにしたぬいぐるみが160体以上積み上げられた「ぬいぐるみタワー」は、訪れる人々の目を引きます。

さらに進むと、「秋田犬展示室」があり、ここでは実際の秋田犬と対面することができます。その堂々とした体格と、ふわふわの毛並み、そして穏やかな表情は、見る者の心を和ませます。ただし、秋田犬は飼い主に対して非常に忠実であり、知らない人には警戒心を抱くこともあるため、直接触れることは控え、静かに観察することが推奨されています。

館内のショップでは、秋田犬をモチーフにした多彩なグッズや、大館市の特産品が並び、訪れた記念やお土産選びに最適です。また、休憩スペースも設けられており、旅の合間に一息つくことができます。

建物の外には、渋谷区から寄贈された旧東急5000系車両、通称「青ガエル」が展示されており、内部を見学することも可能です。さらに、敷地内には忠犬ハチ公の銅像も設置されており、その生誕地である大館市ならではのスポットとなっています。

「秋田犬の里」は、秋田犬の魅力を存分に感じられる場所であり、訪れる人々に深い感動と癒しを提供しています。秋田犬のふるさとで、その歴史と文化に触れてみてはいかがでしょうか。