旧摩耶観光ホテル

「廃墟の女王」として知られる歴史的建造物

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旧摩耶観光ホテル

旧摩耶観光ホテル(通称:マヤカン)は、兵庫県神戸市灘区の摩耶山中腹に位置する歴史的建造物です。1930年に摩耶鋼索鉄道の福利厚生施設として建設され、その後、観光ホテルや学生合宿所として利用されましたが、1990年代初頭に閉鎖されました。その独特なアールデコ調のデザインと、時を経て朽ちた姿から「廃墟の女王」とも称されています。 (kobe-np.co.jp)

2021年には、廃墟としては日本で初めて国の登録有形文化財に指定されました。これにより、保存活動が本格化し、建物の価値が再評価されています。 (kobe-journal.com)

現在、旧摩耶観光ホテルは安全上の理由から一般の立ち入りは禁止されていますが、特別な見学ツアーやイベントが開催されることがあります。例えば、2025年1月には「建築保存ツーリズム」として特別見学ツアーが実施されました。 (mayakan.mayasan.jp)

また、摩耶ロープウェーのゴンドラからは、旧摩耶観光ホテルの外観を上空から眺めることができます。さらに、摩耶山再生の会が主催する「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」に参加することで、建物を間近で見学することも可能です。 (news.railway-pressnet.com)

旧摩耶観光ホテルは、その歴史的価値と独特の美しさから、多くの人々に愛され続けています。