新宿御苑のラクウショウ

東京新宿御苑内のラクウショウの木々

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新宿御苑の奥深く、母と子の森へと足を踏み入れると、そこには時を超えた巨木、ラクウショウが静かに佇んでいます。(fng.or.jp)

この木々は、明治20~30年代に日本で初めて植えられたもので、樹齢は120年以上に及びます。(fng.or.jp)

ラクウショウは、北アメリカ原産のスギ科の落葉高木で、湿地や沼地に生育することから「沼杉」とも呼ばれます。(fng.or.jp)

そのため、根元から地上に向かって「気根」と呼ばれる呼吸根を伸ばし、酸素を取り入れる独特の姿を見せています。(fng.or.jp)

秋になると、ラクウショウの葉は赤褐色に染まり、やがて葉をつけたまま枝ごと落ちる様子が、鳥の羽が舞い落ちるように見えることから「落羽松」と名付けられました。(fng.or.jp)

この季節、新宿御苑のラクウショウは、都心にいながらにして、まるで異国の湿地に迷い込んだかのような幻想的な風景を作り出します。(fng.or.jp)

木道を歩きながら、地面からにょきにょきと顔を出す気根を眺めると、その不思議な形状に心を奪われます。(fng.or.jp)

新宿御苑のラクウショウは、都内でも珍しく、これほど立派な気根を持つ木は大変貴重です。(fng.or.jp)

この巨樹が見てきた120年の歴史に思いを馳せながら、ぜひ新宿御苑を訪れてみてください。(fng.or.jp)