自然と想像が溶け合う世界「野生の国」で本来の自分を見つける旅へ

パナソニックが大阪で創り出すアートと技術、そしてサステナビリティが融合した新たな体験空間

About

大阪市此花区、夢洲の一角に、パナソニックグループが創り上げた「ノモの国」という名のパビリオンが佇んでいます。この場所は、2025年の大阪・関西万博の舞台として、訪れる者の感性を揺さぶる体験を提供しています。

パビリオンの外観は、建築家・永山祐子氏の手による有機的で幻想的なデザインが施されています。約1,400個の鉄製フレームに薄いオーガンジーが張られ、風に揺れるその姿は、まるで自然と調和する生き物のようです。このファサードは、循環を象徴するモチーフとして、訪れる人々に新たな視点を提供します。

内部に足を踏み入れると、まず「カガミイケの奥深く」というゾーンが迎えてくれます。23.4チャンネルの立体音響や映像、振動が組み合わさり、五感を刺激する空間が広がっています。ここで、普段意識しない「風、水、光、生命」といった要素を全身で感じ取ることができます。

次に進むと、「ノモの森」が広がります。ここでは、手にした「結晶」を使って未知の世界を探索します。結晶を木々や岩にかざすと、それぞれが光や音で反応し、まるで森が生きているかのような感覚を味わえます。

さらに進むと、「古木の谷」に辿り着きます。ここでは、行動解析データに基づき、一人ひとり異なるストーリーが映し出されます。結晶から解き放たれた蝶が、次の体験へと導いてくれます。

最後に、「大空へ」というゾーンで、解き放たれた蝶たちが羽ばたき、響き合う様子を体験します。360°の映像と音響が組み合わさり、没入感のある空間が広がっています。

このパビリオンは、使用済み家電から回収したリサイクル材料や、工場から出る端材・廃材を活用して建設されており、資源循環型の建築としても注目されています。また、低炭素型コンクリート「クリーンクリート®」を採用するなど、環境への配慮も随所に見られます。

「ノモの国」は、訪れる人々に新たな視点と感性を提供し、未来への可能性を感じさせる場所です。ここでの体験を通じて、世界の見え方が少し変わるかもしれません。