五十嵐威暢美術館 かぜのび

北海道新十津川町にある美術館

About

北海道の新十津川町吉野地区、緯度43.5966844、経度141.7316945に位置する旧吉野小学校は、103年の歴史を刻んだ後、静かにその役目を終えました。しかし、その木造校舎は新たな息吹を得て、彫刻家・デザイナーである五十嵐威暢氏のアトリエ兼ギャラリー「かぜのび」として生まれ変わりました。

春から秋にかけて、かぜのびは訪れる人々を迎え入れます。校舎の扉を開けると、廊下や教室、体育館に至るまで、五十嵐氏の作品が静かに佇んでいます。特に体育館に展示された巨大な作品「ゆ・ふ・る・じ」は、特注の合板26枚を様々な形にくり抜いたもので、光と影が織りなす幻想的な空間を創出しています。 (sorachi-de-view.com)

かつて子どもたちの笑い声が響いた教室は、今やアートの展示空間となり、訪れる人々に静寂と創造の喜びを提供しています。窓から差し込む柔らかな光が、作品に新たな表情を与え、時間の流れを忘れさせてくれます。

かぜのびの周囲には、五十嵐氏が手がけた野外彫刻が点在し、自然とアートが調和した風景を楽しむことができます。また、館内のカフェでは、ここでしか味わえない特製のクッキーと美味しいお茶を楽しむことができ、訪れる人々にとって心地よいひとときを提供しています。 (takenobuigarashi.jp)

この地を訪れることで、かつての学び舎が新たな形で地域と結びつき、アートを通じて人々の心を豊かにしていることを実感できます。かぜのびは、過去と現在、そして未来をつなぐ場所として、訪れるすべての人々に静かな感動を与えてくれるでしょう。