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伊勢の海辺に佇む二見興玉神社は、古来より神聖な禊の地として知られています。参道を進むと、大小二つの岩が寄り添うように立つ夫婦岩が目に飛び込んできます。この夫婦岩は、沖合約700メートル先に鎮まる興玉神石を拝するための鳥居の役割を果たしており、日の大神を遥拝する場でもあります。 (iseshima-kanko.jp)
境内には、猿田彦大神のお使いとされる二見蛙が多数奉納されています。「無事にかえる」「貸したものがかえる」などの縁起を担ぐこの蛙たちは、訪れる人々に親しまれています。 (iseshima-kanko.jp)
また、二見浦は古くから清渚と尊ばれ、伊勢参宮を控えた人々が汐水を浴び、心身を清める禊場でした。この習わしは「浜参宮」と呼ばれ、現在でも神社に参拝し「無垢塩祓」を受けることで禊を行う風習が続いています。 (iseshima-kanko.jp)
夫婦岩の間から昇る朝日は、特に夏至の頃に美しく、神々しさを感じさせます。この光景を一目見ようと、多くの参拝者が訪れます。 (iseshima-kanko.jp)
二見興玉神社は、縁結びや夫婦円満、交通安全などのご利益があるとされ、多くの人々に親しまれています。伊勢神宮参拝の前に訪れ、心身を清めることで、より一層のご加護を願うことができるでしょう。 (iseshima-kanko.jp)