About
大阪市此花区の夢洲に足を踏み入れると、未来への扉が開かれるかのような感覚に包まれる。そこにそびえ立つのは、約17メートルの実物大ガンダム像。片膝を立て、力強く空へと手を差し伸べるその姿は、宇宙と未来への希望を象徴している。
このガンダム像は、かつて横浜で展示されていた動くガンダムの資材を再利用し、新たな姿として生まれ変わったものだ。その重量は49.1トンにも及び、圧倒的な存在感を放っている。
ガンダム像の背後には、「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」が広がる。未来のスペースエアポートをイメージした外観は、人類が宇宙に生活圏を広げた世界観を表現している。パビリオン内では、ガンダムシリーズが描いてきた「宇宙での暮らし」や「まだ実現していない科学技術」を、新たな未来の可能性として捉え、臨場感あふれる映像と空間演出で体験することができる。
訪れる者は、夢洲のスペースポートから軌道エレベーターに乗り、宇宙ステーション「スタージャブロー」へと向かう旅を体験する。そこでは、人類とモビルスーツが共存する未来の姿が描かれ、背中に「グラスフェザー」という装備を装着したガンダムや、新デザインのハロが登場する。
この地で感じるのは、単なる展示物を超えた、未来への夢と希望の鼓動だ。ガンダムが示す新たな宇宙世紀のビジョンは、私たちに未知なる可能性への扉を開かせてくれる。夢洲の風に吹かれながら、未来への一歩を踏み出す勇気を、この場所で感じ取ることができるだろう。